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ハッカはもともと暖地性の植物で、本州や暖かい国では二毛作も行われました。
北海道は、寒さは厳しいのですが、生育期の夏は気温が上がり、休止期の冬も根が枯死するほどではないため作付けされました。
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家庭菜園等の植物に掛けて使用しても大丈夫でしょうか?
A
ハッカ油なら、植物に散布しても大丈夫ですよ。
虫除けスプレー代わり(人間の体に付けれる程度)くらいに希釈。
そうすれば、ある程度の害虫忌避剤となります。
私の経験だと、一番効果があると思ったのは蚊。
でも蚊は植物にとって害では無いんですよね…
定着が良くないので、雨や夜露ですぐ流れます。
ですから、定期的にスプレーしてください。
このハッカだけで害虫対策としては頼りないので、
余裕があれば、銀マルチ・寒冷紗を組み合わせてください。
これだけでもグッと害虫出現は減りますよ。
A
露地でも室内でも育てやすい植物です。
種根と呼ばれる地下茎は、込みすぎると弱りますので、増えたら整理してください。
A
エジプトやギリシャ、インドなどで、紀元前から利用されていました。
日本では7世紀くらいから記録があり、利用が広まるのは江戸時代からのようです。
A
大きく2つあります。ひとつは、合成ハッカの開発です。
石油からハッカの成分である”メントール”を安く作ることができるようになり、現在では8割以上が合成ハッカで占められています。
もうひとつは、コスト高です。コストの安い国でハッカが栽培され、日本産天然ハッカがたちうちできなくなりました。
現在の主要産地は、中国・インドです。
A
ハッカは収穫後、油を採取して収穫物となりますが、重さで1/100~1/50と大変コンパクトになります。
まだ交通の不便な時代、運搬費用が他の作物より安くすみ、すぐ買い付けられてお金になるため、北海道各地で広まりました。
また、ハッカ工場が北見で操業していたことも大きな要因です。